Taska Nania

〜ルドルフ・シュタイナーの教育方針を基にした創造的な幼稚園教育〜

 柔軟な幼児期になされる創造的な遊びが子供達に与える影響は、後年に何をもってきても代える事ができないくらい重要なものです。

 7歳までの子供達は、回りのものを敬い感謝するという気持ちを自然に持ち合わせています。そして、小さな子供達は、“世界は素晴らしい所”ということを信じ、回りの大人のことを模倣することによって、たくさんのことを学んでいきます。また、意志の力をたくさん持ち合わせていて、いろいろなことをして遊びます。おもちゃの家つくりをしたり、人形の世話をしたり料理をすることなどです。

 幼児教育で大切なことは、子供達が創造的に遊べるような保育室の環境を作ることです。また、子供達が最善の形で模倣できるように保育していく努力をすることも大切です。小さい子供達は、回りの大人のしぐさだけではなく内的な感情なども敏感に感じ取り自分のものとしてしまいます。ですから我々大人は、子供達にとって模倣できるに値する人間であるよう心がけなければなりません。

 ナニア幼稚園では、保育室に自然の素材を使ったおもちゃなどをたくさん置き、料理や洗濯コーナーなど家庭の雰囲気に似せて作ってあります。創造的に遊ぶためには、手足を使うだけではなく内的なファンタジーの力をも必要とします。おもちゃが、自然な素材で簡単なものであればあるほど子供達は自らの想像力をもっと働かせるようになります。そして木切れや布や石ころ、貝殻、木の実などを使っていろいろなお話や遊びが展開されていきます。



 ”遊びの重要性をあえて取り上げると、どうしてそんなことにと不思議に思う方があるかもしれません。でも、創造的な遊びは、小さな子供たちにとって最も重要な活動の一つです。栄養のある食べ物を体が必要としているように、想像的な遊びは心を豊かにするための大切な栄養分です。”

 



 小さい時にたくさん創造的に遊んだ子供達は、より健康的に成長していきます。そして、遊び方を知っている子供達は、感情的にも安定し他の子供たちに対しても上手に接することができます。また、創造的な遊びは想像力を豊かにし、大きくなるにつれて学ぶことに興味を持たせ、知的な力を身につけていきます。小さい頃、思いっきり遊ぶことは、将来、深く学ぶこと、バランスの取れた人間性を作ることに大きく影響します。

<リズムのある生活>
 ナニア幼稚園では、子供達が模倣によって学んでいくということを大切な要素の一つにしています。いろいろな活動を繰り返し行う中で、彼らは体全体で自然に学んでいきます。一日、一週間、一年のリズムのある生活の流れも心、体の発達にとって大切なものです。音楽やいろいろな芸術活動もたくさん取り入れています。

 一日の生活には、思いっきり体を動かすこと、集まって一緒に何かをすること、静かにお話を聞くことなど、子供達を安定させる集中、拡散のリズムが調和を持って組み込まれています。そして、それは一週間、一年といろいろな芸術活動、行事などを取り入れながら繰り返されていきます。
 
テーブルセッティング                食器洗い

<一週間のリズム>
 水彩お絵かき、クレヨン画、パン焼き、小麦粉粘土、そしていろいろな種類の手作業など毎日違った芸術活動をします。お話の時間に人形劇をすることもあります。
 水彩お絵かき


<一年のリズム>(行事やお誕生会)
 行事は一年を通して日本、マレーシアのものを取り入れています。そのうち6回は父母参加の行事です。お誕生会はそれぞれの子供達のお祝いをします。その日子供達はケーキを焼き、庭の花や葉っぱでそのケーキをきれいに飾ります。お話の時間には、お母さんに協力して作ってもらったお誕生日の子のお話をします。
 

  お誕生会

 お別れ会