Nania News

幼稚園で発行されている、ニュースから抜粋してお届けします。



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No.J156 12th Dec. 2006

 2006年も残すところあとわずかになりました。皆様方の一年は、いかがでしたでしょうか?異国マレーシアでたくさんの素晴らしいご経験をされたことでしょう。

 50名の子供たちが一緒に生活するナニア園でもいろいろなことがありました。それぞれの行事を通し、日々の活動を通し、生き生きと過ごし日に日に成長していっている子供たち。

 いつも我々保育者の心を打つものは、彼らの小さな存在へのやさしさ、思いやりです。小さい子が入園したら「お話の時の私の隣の席は小さい子」「おやつや食事の時の先生の隣の席は小さい子」と彼らの中で自然にお約束を作ってくれます。又、カバンを持ってあげたり、靴を履かせてあげたり、着替えを手伝ったり、そして大きい子が腰をかがめて小さい子にやさしく話をしてくれたり、心がとても暖かくなります。又、小さな動物のおもちゃがケガをしたら心配してくれたり、小さなありや虫が弱っていたら葉っぱの所にもって行ってくれたり、大人だったら簡単に見逃してしまうことも彼らは見逃しません。又、病気の子がいたら、必ずノームさん、動物のぬいぐるみたちがその子の側で見守るように並んで寝ています。

 一生懸命 ほかのもののことを考えながら、小さな手を動かしている彼らの姿を見ながら、自分も忘れてはいけない姿だと反省します。

 今彼らは「I hope my wish will come true」と言ってクリスマスの会に向け、一生懸命お祈りをしています。彼らの願いがかない、たくさんの人が幸せな笑顔で過ごせる年、そういう2007年であって欲しいと心から願っています。

 皆様方も、どうぞよいお年をお迎えください。

一月の行事予定
 3日  新年度スタート
 16日 ろおくんお誕生会
 26日 中国正月の会*
 29日 ゆかちゃんお誕生会

 *中国正月の会は少し早いのですが、次の卒園の会に必要な準備の期間を考えて1月にもってきました。

ナニアの庭には朝顔、オクラ、ロングビーン、ピーナッツ、小豆が実をつけたりきれいな花を咲かせたりしています。ある男の子が家から持ってきた小豆をまいて、見事に小豆ができたのにはびっくりしました。

先月号で紹介したサンバードは自分が作った巣の中で卵を温めています。

毎日、昼食時、ホールに飾ってある「star windows」の窓をひとつずつあけています。それから動物たちやノームさんも毎日3人ずつ交代でクリスマスのテーブルの上に置き、みんなでクリスマスの会を待っています。15日、皆様方にお会いできますこと楽しみにしています。

毎週月曜日、仕事を終わった後5時から6時までナニアの先生たちと一緒に本を読んで勉強会を持っています。今読んでいる本は「The Incarnating Child」子どもが精神界から生まれてきてどのような発達を遂げていくかと言うことを0歳から詳細に見ていくものです。少し前に話し合った脳の発達の内容が最近気になっていたことと重なったのでご紹介します。

 子供たちが生まれてきてから、いろいろな活動、経験を通して脳は徐々に発達していきます。まず最初に発達するのは、感情、動きに関係する右脳の部分です。はいはい、高ばい、よちよち歩きなどのいろいろな動きや、幼稚園児がする自然のおもちゃでの創造的な遊びは、すべて脳の健康的な発達に影響します。だから、立ち上がることを急がせたり、歩行器に入れたり、早期知的教育をさせることは、この自然な脳の発達に逆らうことになります。知的なものに関係する左脳が発達し始めるのは、6・7歳からです。ですから、歯が生えかわり、小学生になった頃、知的学習に取り組むことができるようになります。

 健康的に発達する脳の細胞は、それぞれが結びつき、もっと脳を発達させていきます。とても大切なことは、その活動が最も行われる時期は11歳頃までということです。11歳までの子供たちの脳は、とても柔軟でたくさんのことを学ぶことができます。脳が発達する可能性が最もある時期なのです。

 でも、この時期ビデオゲームばかりしている子供たちの脳の細胞は健康的に発達しません。11歳までに発達しなかった脳の細胞は11歳頃に壊され、それ以後どんなに発達させようと思っても以前のように簡単に行かないという事実が言われています。私はこの脳の本、「The biology of transcendence」(Joseph Chilton Pearce著)を読んだ時、とてもショックを受け、正直怖くなりました。というのも、今の世の中の多くの子供たちがゲームに没頭し、それと同時に「ゲームの害」ということがたくさん言われていても、それがすぐに目の前で害として現れないので、大人は深刻なことと思っていないということです。

 シュタイナーは人生7年周期説の中で、7歳までの子供たちは体が育つ時期、7〜14歳の子供たちは感情を形成する時期、14〜21歳は独自の思考を育てる時期だと言っています。7歳までの体が育つ時期に思い切り遊び想像力を働かせることができると人生の大切な基盤を作ることができます。そして7〜14歳の子供たちは尊敬に値する大人のもとで、友達と関わりあっていろいろなことを学びます。ゲーム機はそういう尊敬に値する大人に変われないし、子供同士の健康的な係わり合いの場も作ってくれません。7〜14歳の感情の発達は14〜21歳の思考の発達に影響し、21歳以降の心魂、精神の発達に大きく影響します。小さい頃にされる活動は「三つ子の魂百まで」と言われるように、全人生に大きく影響するということです。大人になっ困難にあっても負けず、お互いに助け合い、健康で生き生きとした人生を送れるかどうかは、すべて子供時代からのことです。

 我々大人が子供時代の頃と比べて、今の子供たちの時代は全く違います。自然がなくなり体を動かすためには「○○クラブ」に行き、大人が考え出したありとあらゆるおもちゃ、ゲーム製品で遊ぶ時代、そういうおもちゃを持っていないと友達と遊べないとか、中にはゲームセンターに通う子もたくさんいるという話を聞きました。残念ながら本当に子供たちがしたいこと、すべきことは、そこにはありません。

 そういう時代ですから、育てる側の親の立場もとても大変だと思います。放っておいたら、子供たちが自然に健康的に育った昔に比べて、今は次から次へとあふれる情報、刺激、物品から、子供たちにふさわしいものを選択し、子供たちをそういう意味で守らなければいけない時代、だからこそ身近にいる親、教師の考え方、生きる姿勢は大きく子供たちに影響するように思います。

 子供たちの健やかな成長を祈る大人の1人として、上記のことをご紹介しました。もしご質問などありましたらどうぞご連絡ください。

No.J155 28th Nov. 2006

クリスマス会のご案内 (一年の終わりの会) 2006年12月15日(金)

 天上ファンがカラカラ回る暑い国マレーシアにも、もうすぐクリスマスがやってきます。ジングルベルの歌とともに町はクリスマスツリーや華やかなライトで飾られ、プレゼントを買い求め、クリスマスディナーの予約、パーティーの洋服作りときらびやかで忙しい時期、でも本当のクリスマスってなんでしょう。こんなに華やかな行事が行われる時は、いつもそれが華々しくなればなるほど、その流れに乗りたくても乗れない人たちがたくさんいる。金持ちと貧しい人の差があまりにも明らかに浮き出される時期。クリスマスがただ単に物を消費するだけのものだったら、子供たちが単にお金で買ったプレゼントをもらって喜ぶだけだったら、残念なことです。この時期、町の華やかなライトの明かりを外に見るだけでなく、自分自身の心の中に真の光をいだくことができたら、自分以外の人のことを心から考えることができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

 いつも園ではダイニングルームにおやつを食べに行く前に集まって、みんなで神様の詩を言っています。子供たちにとって、これは病気でお休みの子を思う、お祈りの言葉のようになっています。又、クリスマスの会では、自分のためではなく他の人のためにお祈りしましょう、サンタクロースのおじいさんにまず一番にプレゼントを持っていってもらったり、助けてもらいたいのは誰かな、と投げかけると 次のようなことを言ってくれました。

 ・アフリカのお友達に食べ物がたくさんありますように。
 ・おばあちゃんの耳が聞こえるようになって欲しいです。
 ・泣いている子が元気になって欲しいです。
 ・サンタクロースさんにお手紙を書いて、
  ナニアの野菜をおなかのすいているこのところに
  持っていってもらいたいです。

 小さい子供たちは、精神界にとても近い存在であり、自然界のものなどすべてをあたかも自分たちと同じように生きているように感じ、話します。「おひさま、くもさん、おはなさん」と自然に「さん」をつけて呼ぶのもそのためです。そんな子供たちの感性に応えるため、お祈りをすることはとても大切です。お祈り、そして言葉の力によって子供たちの魂が豊かなものになっていきます。又、各行事で詩を紹介していますが、それは、それぞれの行事で彼らが学んで欲しいことを言葉として表しています。

 ナニアの子供たちは、今はまだ小さい子どもですけど、自然に他の人のことを考えられる、そんな心の豊かな優しい人間に成長して欲しいという願いとともに、このクリスマスの会を計画してみました。又、一年の終わりの会という意味で、この一年をそれぞれ振り返りたいと思います。お母様方には、子供たちの水彩画を利用したカードをそれぞれの子供たちの写真入りで作り、お渡しします。異国という生活環境の中、子供たちの出入りも多いナニアですが、一日一日が、一つ一つの行事がそれぞれの子供たちにとって、大切なものとなってくれたらという思いとともに、ナニアの2006年の活動を終わりたいと思います。

■■ プログラム ■■ 12月15日
 9:00 - 9:30 星飾り作り
 9:30 - 9:45 おやつの準備
           (クリスマスクッキーは前々日にみんなで焼きます)
 9:45 - 10:15 子供たちの発表
 10:15 - 10:35 おやつ
 10:40 - 10:50 キャンドルを持ってグループで
              名前、お願い事を言います。
 10:50 - 11:10 人形劇
             さようならの歌
             クリスマスプレゼント(手作りの星飾り)
 11:15        降園

12月の行事予定
 5日 しゅうすけくんお誕生会+お別れ会
 6日 まなみちゃんお誕生会
 11日 ペナン日本人学校中学部2年生3名参観
 13日 クリスマスクッキー作り
 15日 クリスマスの会
12月16日〜1月2日 スクールホリデイ

感謝祭の感想ありがとうございました。子供たちがとても楽しみに会を待ちいろいろな会話がご家庭の中であったことを知ってうれしく思いました。そして、いろいろ励ましてくださってありがとうございました。先生たちもとても喜んでいました。

 お母様方とお話したり、感想を読ませていただいた中で一つだけお伝えしたいことがあります。あるEnglishクラスのお母さんが、こんな感想を書かれていたのです。「今回、自分の子供は恥ずかしくて歌などに参加できなかったけど、こんなにたくさんの子供たちが楽しんで歌ったり踊ったり、またおいしいパンを焼いたり、楽しんで人形劇をみているという優しい雰囲気の中に自分の個もいるんだということを味わえて幸せに思いました。」という内容でした。

 行事は発表の場ではあるけれど、それで子供たちと比較したり評価する場ではありません。毎日楽しみに感謝祭を待っていたけど、何らかの理由で当日いつも通りに発表できなかった子どもたちもいます。でも、焼きたてのパンをおいしく食べたり、人形劇を楽しんで見たり、何よりお母さんやお友達と一緒に過ごすことができることを喜んでいる子供たちがほとんどではないでしょうか。もちろん、その会で立派に発表できることも大切ですが、それ以上に大切なのは、その会へ向けての過程の中で子供たちが何を学び、当日の思い出をお母さんや友達と分け合い、又、次の会を楽しみに待つということだと思います。子供さんが、たとえその時何らかの理由で発表ができにくかったとしても、それはこういう全過程の中で見ると全く心配する必要のないものです。次の会、是非楽しんでくださいね。

Uncle Kungのお誕生会は彼のお母さんにも参加してもらってとてもいい会になりました。2人とも日本語ができないので、子供たちがお世話をよくしてくれたり、ストーリーのよく聞いてくれました。彼は照れながらも、たくさんの「天使さんたち」にお祝いしてもらって幸せそうでした。私はとても緊張したのですが、子供たちが喜んで自分たちと同じようにお祝いしてくれる様子に励まされて無事会を終わりました。終わって彼いわく、「来年もするの?」 私「一生に一度だけ」 彼「それがいいね」(^-^)

サンバードが昨年と同じ時期、同じ場所に見事な巣を作りました。巣を作るところを子供たちは見ることができ、かんどうしていました。

「光のお祭り」と言われるディパバリの飾りつけはとてもきれいで、特に明かりを灯した時の雰囲気は吸い込まれるようでした。子供たちも「きれい」と見入っていました。ディパバリのお菓子もおいしくいただき、チトラ先生のお話は帰る時に私が日本語でしました。



No.J154 19th Oct 2006
 

 先日の感謝祭、大変お世話様になりました。子どもたちは歌や詩の練習をしながら、とても楽しみに待っていました。特に感謝祭の数日前には「病気のお友達が治って、一緒に感謝祭ができるだろうか」「日本に一時帰国するお友達は、参加できなくてかわいそう」と一生懸命思っていました。彼らの祈りの通り、病気だった子どもたちが全員当日参加できてうれしく思います。

 又、庭にはピーナッツ、ロングビーン、あずき、オクラが見事に芽を出し、オクラは収穫してお昼の野菜に混ぜて食べるなど感謝祭のテーマにあったもので、実際に学ぶこともできました。子供たちの焼きたてのパンもおいしかったですか?

 それから、「水の竜」の人形劇をする頃、ちょうどナニアの庭にも雨が降りましたね。劇の最後に子供たちも人形劇と一緒に歌ってくれて、みんなで作り上げた感謝祭になったことうれしく思いました。

 一つの行事が終わるごとに、子供たちが大きく成長していっているようです。


子供たちの発表


人形劇「水の竜」


人形劇を楽しむ子供たち

人形劇のあらすじ 「水の竜」

 水の竜が雨を降らせてくれるので、お百姓さん、カエル君、ニワトリ君、お花はみんな大喜びしていました。ところが、みんなの幸せを嫌う魔女が「まほうの杖」を使って、水の竜をつかまえたため、雨が降らなくてみんな困ってしまいました。
 どうしようもなく、お城の王子に相談したところ、勇敢な王子は知恵もののおばあさんに教えてもらって、魔女の「まほうの杖」を取って水の竜を助けに行くことにしました。
 森の中で出会った女の子が魔女の家まで連れて行ってくれ、王子は魔女が居眠りしている間に杖を取り上げ、水の竜が助けられました。居眠りから起きた魔女は、まほうの杖と水の竜がいなくなり、カンカンに怒っていました。村では又雨が降り、野菜や花が育ち、カエル君の池にも水が十分あり、みんな大喜びしました。
 女の子は、森の中で見つけた「幸せの花」をたくさん集め、ナニアの子どもたちにあげたいと持ってきました。そして、最後にみんなで
 ♪ おとうさんのお空 おとうさんのお空 
    広く大きく高いお空
    おかあさんの大地 やさしいね
    お米やにんじん育ててくれる お米やにんじん育ててくれる・・・
と歌い、幸せの花(折り紙)を子供たちがもらって おしまい。

11月の行事予定
 6日 たかのりくんのお誕生会
 9日 たつきくんのお誕生会
 10日 English Class 卒園の会
 15日 ゆりかちゃんのお誕生会
 16日 ゆうりちゃんのお誕生会
 22日 Uncle Kungのお誕生会*
 24日 けいすけくんのお誕生会

 *先生たちのお誕生会はいつも花束を準備し、おやつの時間に両クラスでお祝いします。今回22日にUncle Kungのお誕生会を予定しました。彼はナニアを始めた時から、マネージメントでサポートしてくれています。出張した時もナニアや子供たちのためにおもちゃを買ってきてくれたり、集合写真を見て子供達の名前を覚えたりしているのですが、先生ではないため、実際に子供達と接する機会が少ないので、子供達のお誕生会を経験してもらうと言うことで、この会を予定しました。すべて子供達のお誕生会と同じように流します。彼には当日話すつもりです。子供達も喜んでくれるのでは、と思っているのですが・・・・

ナニアでは祝祭をとても大切なものとして取り上げています。年間を通して、保護者の皆様に参加していただく六つの大きな祝祭の他に、小さな祝祭がたくさんあります。

 それぞれの祝祭には、古くから伝わる大切な叡智や物語、天界、自然との結びつきを経験できるものがたくさんあり、精神界から生まれてきたばかりの子供達にとって欠かせないものだからです。そして、年間の祝祭を体験することによって四季のないマレーシアの気候でも、一年のリズムを身近に感じることができます。

 それから、お誕生会もその一つです。子供たちは(もちろん我々大人も)それぞれ、この世で果たさなければいけない使命を持ってこの世に生まれてきます。その個々人の命の大切さを学び、その個々人がこの世でしっかりと自分の道を歩いていってくれるため、それぞれの子供達のお誕生日をお祝いしています。

 お誕生日のストーリーの最初にあるように、精神界から、子どもたちはお父さんお母さんを選んでこの世に降りてきます。と言うことは、その子の命の大切さと同じようにご両親の存在の大きさも、その日お誕生会を経験される中で、改めて感じられるのではないでしょうか。

 私は、20代の頃、養護学校に勤めていました。その頃、障害を持つ子どもが生まれたのは、自分のせいだと自分を責められるお母さん達にたくさん出会いました。その頃の私は話を聞くだけで何も言ってあげられなかったのですが・・・今だったら、こう言ってあげたいと思います。

 「お子さんは、お母さんを選んで生まれてきました。お子さんがこの世で果たさなければいけない使命は、お母さんの元だからこそ立派に全うできるのです。お子さんは、お母さんから生まれてきたけれど、一人の別個の個人です。その個人が一生懸命この世で生きられるよう見守ってあげられるお母さんの存在は、とても大きなものです。」

 見守ることと、その子が転ばないよう失敗しないよう先に先に手を出して助けるのとは、全く違います。見守ることは、心配することではなく、信じることだと思います。少々転んでも失敗しても、それを乗り越えるその子の力を信じて見守ってあげると、その子は自由に自分の道を歩けると思います。

 私にとって、それぞれの子供たちのお誕生会は、お母様方に書いていただいたお子さんのストーリーを読んだ瞬間の感動から始まります。そして、一つのお誕生会が終わるごとに、「この子は大きくなって、みんなが幸せになれる世の中を作っていってくれる」と信じられるのです。お母様方(お父様方も)は、いかがですか?

No.J153 26th Sep 2006

Harvest Festival(感謝祭)のご案内

 2006年10月13日(金)
 ナニア園にて

 両クラス一緒に感謝祭(日本語では「収穫」より「感謝」の方が子ども達に理解しやすいことより、このように呼んでいます。)に向けて、歌や詩など一生懸命練習しています。
 各行事ではそれぞれの行事のテーマに合わせ、子供たちに学んで欲しいことを考え、歌や詩、踊りなどを選びます。今回は食べ物の大切さ、そして食べ物を育てる自然界のもの、食べ物に関わっているたくさんの人たちへの感謝と言うことを目的としています。

<プログラム>

 9:00 − 9:30 おやつのパン焼き
            自由遊び
 9:30 − 9:45 大きい子どもたち、おやつ用のテーブル準備
            トイレ
 9:45 −10:15 発表
10:15 −10:25 トイレ
10:25 −10:40 おやつ
10:50 −11:05 人形劇
11:10        さようならの歌
            お花のプレゼント
11:15        降園

 この日の朝、毎週水曜日に焼くパンを子供たちがおやつ用に丸めます。焼きたてのパンをご賞味ください。

10月の予定
 6日 ゆうすけくんのお誕生会
 10日 Hari Nuzulでお休み
 13日 感謝祭
 16日 あやかちゃんのお誕生会
 18日 まなかちゃんのお誕生会
 19日 かえでちゃんお別れ会
 20日 ディパバリ、ハリラヤのお祝い
 21〜29日 ディパバリ、ハリラヤでお休み

毎週月曜日はぬらし絵(水彩お絵かき)の日です。ぬらし絵って何?と思われる方がたくさんあると思います。画用紙をあらかじめ水につけてぬらし、それを画板の上に張り付け、色(赤・青・黄の三原色、幼稚園では2色の時もある)を画用紙の上で混ぜていくやり方です。(詳しくはこちらを参照してください)私自身、初めてぬらし絵をした時、指導者が「自由に色を体験してみてください」と言われるのになかなか筆が進みませんでした。前もって画用紙に鉛筆で絵を描き、パレットの上で色を混ぜて塗っていくという技法に慣れていたためです。でも、一度ぬらし絵をしてみると、たとえ三原色であっても、画用紙がぬれているため色が混ざり合っていろいろな色ができたり、色の動きが体験できたり、またその動きからいろいろな形が現れてくるという 心の中から湧き上がる喜び体験をしました。
シュタイナーは、色は自然の魂であり色そのものが生きた存在であると言っています。ぬらし絵を続けると心を落ち着かせる治療的な効果があったり、自然界と深く関われるようになったり、他者の苦しみや喜びに対する感受性が育っていくのもこのためです。

 子供たちがぬらし絵をしている時、とても喜びに満ちた顔で集中してやっています。発見したいろいろな色やできた形のことをよろこんで話してくれることもあります。そして、大人のぬらし絵は、風景、動物、草花、人物などいろいろなものに発展していくことができます。三原色から始まったことが信じられないくらい、色々な表現ができます。

 ナニアでは子供たちのぬらし絵をランタン作りや年末のレポートカードにも利用しています。

No.J152 14th Aug 2006

 先月のランタン祭り、大変お世話になりました。心配されていたヘイズもなく、又、雨も降らず全員参加で外でお祭りができて大安心しました。当日朝のおだんご作りも、又、夜の行事も、子供たちにとって、とても楽しかったようで、しばらくの間ランタンのお祭りムードが続いていました。

 お母様方を始め、大きいお兄さんやお姉さんたち、小さい弟や妹、会社を終わって夕食抜きで駆けつけてくださったお父様方、皆様のお陰でいいお祭りができましたことを感謝しています。
 それから、ナニアの先生たちも行事が大好きなのです。普通だったら「しなければいけないから」と言うことで進みがちになるのですが、みんなどうしたらたくさんの人たちが楽しめて、チームワーク良く、スムーズにことが進んでいい行事になるのか、いつも前向きなのです。ランタン祭りは特に朝8時から夜まで働き続けて大変なのですが、ひと言も「疲れた」という言葉はなく、夜9時にすべてが終わってもみんな帰ろうとしないで「さあ、今日のうちに反省会をしましょう」とみんな笑顔で夜のミーティングが始まったのには、びっくりしました。その内容も「こうしたら来年のお祭りはよくなる」という前向きなもので、本当に頭が下がりました。そういう先生たちの行事を大切にし楽しむ姿勢があるからこそ、それが子供たちに伝わるのだろうと感謝の気持ちで一杯です。

 私自身、今回のランタン祭りは、体調がほぼ全快近くなっていたので、本当に幸せなものでした。苦しかったこの4ヶ月間、自分自身いろいろなことを学びました。病気、貧困、障害を持った人たちの苦しみが自分の病気の苦しみと重なった日々でした。ストレスをため病気にしたのが自分なら、自分自身の意識の持ち方を変えて自由に健康になれるのも自分、反省することばかりですが、以前90歳まで働くと宣言した私です。その目的を達成するためにも早いうちに大切なことに気が付いて良かったです。





9月の行事予定
 5日 とうこちゃんお誕生会
 6日 なおやくんお誕生会
 21日 ナニア弁当の日
 22日 りゅうたくんお誕生会
 28日 年長児クラスの本持ち帰り

夏休みを利用して卒園した子供たちが6人「お兄さん」「お姉さん」として帰ってきてくれました。1年生、2年生、3年生、6年生とさまざまで、どの子も一日立派に小さい子たちの面倒を見てくれたり、ナニア時代を思い出して楽しそうに遊んでいました。その日のお話は来てくれた「お兄さん」「お姉さん」のお話をし、最後に一人一人並んで「ありがとう」「元気でね」と言って「大好き」と挨拶をするのですが、園児達があまりにも一生懸命するので、お兄さんお姉さんたちは照れながらも一人ずつ小さい子供たちを抱きしめてくれました。C.S.ルイースのNarnia園のように、子供たちが何度も訪ねたい、帰りたい場所であって欲しいという願いから、名付けた「Nania」、大きく成長した子供たちとの再会はとてもうれしいものです。これからもナニアでたくさんの出会い、再開がありますように!

毎日、子供たちの純粋な気持ちに心を動かされることがたくさんあります。
ある女の子が死んでしまった金魚のお墓をナニアの庭に作りたいと言って、自分の金魚を家から持ってきました。お墓を作った後、きれいにお花で飾りました。数日後に、その子が「純子先生、どうしてお墓に飾ったお花がいつもなくなるの?」と悲しそうに言うので、「天国の金魚さんたちがきれいなお花が大好きだからもっていっているんだよ」と答えました。次の日、その子が来てまた悲しそうに、「純子先生、今日はお花がなくなっていないの」と言うんです。この子は、こんなに深く私が言った言葉を受け取っていると言うことに感動しながらも、次の日、お花がなくなっていることを楽しみに来ている彼女の心を感じ取れなかった自分自身を反省しました。「金魚さんたちは ○ちゃんがもうすぐ日本に帰ってお花を毎日飾れないのを知っているから、今はお花をそのままにしておきたかったんだよ」と言うと「こっくりうれしそうにうなづいていました」

ある姉妹が大きな堆肥の袋とトマトの種を持ってきてくれました。「これ、もうお母さんがいらないから」と言いながら。そして、その子たちのお母さんに話すと、トマトは前にゲジゲジさんたちに食べられたから、どうしてももう一度植えたかったということ、また、堆肥は旅行先で買ったもので「自分のおやつはいらないから、そのお金で堆肥を買って」とお願いして買ってもらったものだったそうです。大人はその英雄的な行為を話の中心にしがちですが、小さな子供たちにとっては、そのことより、堆肥とトマトの種をナニアに持っていける喜び、お友達や先生たち、そして庭の木やお花が大喜びしたことの方がとても大切なことなのでしょう。よくナニアに来られた方たちがここの庭は「いい匂いがしますね」「心が落ち着きます」「たくさんのエネルギーを感じますよ」などと言われます。小さい子供たちの笑顔、真心が自然界の生き物に働きかけているからと信じています。

砂場で一緒に遊んでいる時、Englishクラスに入園したばかりで、まだよく泣く子が、笑顔だったのを見て日本人クラスの男の子がうれしそうに「Are you OK?」と話しかけていました。それがとても自然で感動しました。

6月号でお知らせした Uncle Porは糖尿病と喘息になり、入院しました。体もとても弱くなっていて、もうあめ売りのビジネスはできそうにありません。全盲の上たくさんの病気を併発して、どんなに苦しいことかと思います。少しずつ症状が良くなるよう祈っているところです。何人かのお母様方があめを買いに来てくださったととても喜んでいたUncleです。サポートしてくださってありがとうございました。
 

No.J151 18th July 2006

 もうすぐランタン祭りですね。子供たちは「あと何回寝たらランタンの日?」「おだんご作りたいなぁ」「2回ナニアに来るの?」「浴衣着たい」などそれぞれ楽しみに待っています。
 自分たちでペインティングしたランタンも出来上がり、詩や歌、盆踊りなども一生懸命練習しています。あとは、当日みんな元気で参加でき、お天気であることを祈るだけです。ランタンの日、よろしくお願い致します。(ヘイズがなくなるといいですね)

7月8月の行事予定
 7月26日 ひろとくんお誕生会
 8月14日 あやりちゃんお誕生会
   18日 ドイツのミュンヘンからシュタイナースクールの先生達訪問
  19日〜9月3日 夏休み

手足口病、とびひ、しらみなどいろいろなことがありましたが、すべて落ち着いています。いろんなことがあると苦しいものですが、そんな時お互いに助け合い励まし合い祈る気持ちがあれば、どんなことでも乗り越えることができると信じています。子供たちも、病気の子のことを一生懸命祈ってくれました。そして、その子たちが帰ってくるととても喜んでくれます。早く着いた子が、次のバンで着く子に「○○ちゃん元気になって帰ってきたよ」とか、一緒に来た子が早く着いている子に「○○くん元気になったよ」とうれしそうに報告したりするんです。そういう姿を見ると本当にうれしく思います。幼稚園ではみんな兄弟姉妹家族の方に接しているので、1人でもお休みの子があるととても寂しいものです。

先日は避難訓練をしました。まずチトラ先生が園に取り付けられているサイレンを鳴らします。それを聞いて、私が遊んでいる子供たちに「みんな幼稚園が火事だから逃げますよ」と報告します。そして、みんな裸足で外の小山まで逃げるのですが、みんな逃げ終わるまで20秒とかからないのです。私も慌てないで、しっかりした声で真剣に報告します。すると今まで元気良く遊んでいた子供たちが、一斉に私の方を見、一瞬全てが止まったような感じです。その後は無言で上手に逃げます。この逃げ方を練習した訳でもなく、前もって話したわけででもありません。
 どうしてこんなに上手にできるのだろうと不思議に思われることでしょう。それは、子供達は本能的にいつが安心して遊べる時か、いつが危険な時で、頼れる大人にしっかりついて行かないといけない時か知っているからです。毎日保育者が喜びに満ちた気持ちで保育室にいると、子供たちも幸せそうに遊びます。この訓練の時のように私が真剣な表情で子供たちの前に立つと、その一瞬で子供たちの表情が変わり、私達に吸い込まれるように後をついてきます。1人としてわがままを言ったり、大きな声を出す子はいませんでした。外で消火器を使ってお話を聞くときも、みんなとても真剣な表情でした。中にはそれが練習だったということを受け入れるのに時間がかかった子もいました。 <避難訓練>


うさぎのシャワーは外遊びの時にしています。うさぎ用シャンプーで体を洗い、ぬるま湯できれいにすすいだ後、爪切りをします。子供達は回りでその過程を見ているので、「うさぎさんが気持ちよさそうだった」「きれいになったね」と喜んでくれます。
 <うさぎのシャワー>



ランブータンが見事に赤くなりました。ナニアの庭にあるフルーツの木から、取りたての果物を食べるのは、とてもおいしいものです。半分に割った時に出てくる真っ白いつるつるしたランブータンの実が外側の赤いひげ様の形と対照的で、子供たちを喜ばせていました。赤い実をたくさんつけた大きなランブータンの木も印象的で、子供たちのクレヨン画や貼り絵によく登場しています。

 <ランブータン、おいしかったね>


子供の世界
 3才から6才までの子供たちが一緒に生活する空間、毎日笑ったり泣いたりいろいろなことがあります。もちろんけんかもあれば、手が出てしまうこともある、そんなこと全部ひっくるめて、彼らの世界は本当に素晴らしいです。小さくて、この世で経験が少ないから、大人のようにいろいろな事が上手にはできないけれど、言葉数が足りなくてお友達をたたいたり、つねったりしてしまうことがあるけど、子供たちの心は本当に純粋です。悲しんでいるお友達には、ティッシュやノームさんを持っていってあげたり、お友達が笑顔になったら、とても喜んで安心した顔をしたりします。
 6才、7才までの子供たちは、自分の回りの人、環境を全て信じていて、この世は素晴らしいところという気持ちを持っています。だからこそ、回りにいる人、幼稚園だったら保育者、家族だったら親の全てを模倣します。外側の動作も内的なものも全てです。
 ナニアで、けんかや泣く子がいた時など、彼らは私がどうその場を処理するか、回りでよく見ています。話し合いをしたり、言い聞かせている間は回りの子供たちにも、緊張したムードがあり、私が最後に「大丈夫よ!」と言ったら、彼らの中に安堵のような表情や雰囲気が生まれます。
 彼らは、回りの大人たちの心の動きを本当に敏感に感じます。もし私が心配ばかりしていたら、彼らも小さなことで心配ばかりしてしまいます。彼らはいろいろな友達にもまれ、時にはけんかをしながら、たくさんの経験をして大きくなっていきます。たとえ、お子さんが「今日は悲しかった」というお話を家に持って帰っても、それで絶対に心配しないで下さい。「そうか、この子は自分で乗り越えなければいけない大切な経験を今している。大丈夫、頑張れ」とお子さんを信じて励ましてあげるだけでいいのです。大人の心配は、子供たちを余計苦しくしてしまいます。
 私は幼稚園でよく「大丈夫よ」「大好き」という言葉を使います。シンプルな言葉ですが、小さい子供たちにとっては「まほうの言葉」のようです(大人でも言われるとうれしいですよね。特にダンナから・・)悲しい経験をした日は、心配するよりそのまほうの言葉を言って抱きしめてあげてください。次の日、笑顔でまた登園してくること間違いなしです。

No.J150 20th June 2006

 マレーシアではランタン祭りは中秋の名月(ムーンケーキフェスティバル)と兼ねて9月に行われます。マレーシアのランタン祭りと日本の夏祭りを一緒にしたような形の「ランタン祭り」を7月に行っています。

 この日、子供たちは朝だんご作りをし、夜集まって歌ったり踊ったり自分たちで作ったものを食べたりと楽しく過ごします。又、ランタンWalkでは自分たちで作ったランタンに火が灯されます。

 「Mr. Candle」と子供たちから呼ばれているローソクは、一日の終わりのお話の時間やお誕生会、お別れ会で使われ、子供たちを自然にひきつけています。彼らにとって地上の火は精神界の光と深く関係を持っています。そして、「お日様」「お星様」「お月様」「神様」など天上のものとも深くかかわっています。薄暗くなった中を灯されるランタンの火と一緒に歌い歩きながら、天上のもの自然界のものとつながりが持てる経験をして欲しいというのも、このランタン祭りのねらいです。

ランタン祭りのご案内

 日時: 7月21日(金) 6時半より(夕食後集合)
 場所: ナニアの庭 (雨天は室内)

 ■■プログラム■■
  6:30〜6:50 子供たちの発表(あいさつ、ランタンの詩、歌)
 
  6:50〜7:00 スタッフによる福建語の詩
           (ランタン祭りの頃、中国系の人たちは月を見ながら
            詩を歌って楽しんだそうです。その詩とご紹介します)
           盆踊り(お母様方も一緒に踊ってください)
 
  7:00〜7:30 スナック(おだんご、バナナキャロットケーキ、フルーツ)

  7:30〜7:45 ランタンWalk
           (子供たちは英語、日本語、中国語で
            ランタンの歌の練習をしています。
            皆様も一緒に歌ってください。)

  7:45頃    Good bye song
           (この後、子供たちはそれぞれのランタンを
           もらって帰宅します。おやすみなさい)

6月3日、マレーシアのいろいろな所から、幼稚園の先生達約40名がナニアに研修参観に来られました。しゅじんのKung WaiとThian先生がナニアの説明や案内をして、たくさん質問を受けたそうです。そして、とても好評だったと言うことを聞いてみんなで嬉しく思いました。

ミカ先生(一年生)が勉強中のオーストラリア、メルボルンのシュタイナーセミナーの二年生のディビットさん(中国系マレーシア人)が一日参観に来られました。彼は来年トレーニングを終わるので「マレーシアで幼稚園の先生をしたい!」と今いろいろ計画中です。ナニアもできるだけ応援するつもりです。

毎週金曜日、年長児〜3・4年生対象にクラフトクラス(4:00〜5:45)を行っています。ぬいもの、工作が主で、最終プロジェクトは人形作りをして人形劇の発表をします。ご希望の方はお知らせください。

7月の行事予定
 7日  七夕祭り(この日、子供たちは飾りつけたささを持って帰ります)
 21日 ランタン祭り
 28日 なつみちゃんお誕生会

 

No.J149 26th May 2006
 

先月の運動会,大変お世話、大変お世話になりました。実行委員会のお母様方を始め、マイクや駐車場、モップかけをしてくださったお父様方、そしてゲームに快く参加してくださった皆様方のお陰で、とても楽しい会になりました。最後の片づけで、外回りをチェックしている時、あるお父様が来られて「トイレの掃除をしましょうか」と声をかけてくださいました。その声が協力して楽しい会にしてくださった皆様全員の声を反映しているようで、本当にうれしく思いました。

 Englishクラスからも「いいスポーツデイでしたね」と言う声がたくさん聞かれました。中には、今年はたくさんの日本人のご家族と仲良くなれてこんなに嬉しいことはありません、と言われるEnglishクラスのお母様もいました。

 子供たちにとっても楽しい思い出になったようです。特に日ごろお忙しいお父様方と一緒にしたゲームがとても心に残ったようです。ありがとうございました。

6月の行事予定
 1日 小麦粉粘土持ち帰り
 2日 りあんちゃん お別れ会
    ジェシカ先生 お別れ会
 5日〜9日 スクールホリデイ
 16日 父の日のお祝い
 29日 避難訓練

ジェシカ先生のお別れ会は2日になりました。若くて幼稚園教育に熱心な先生です。またいつかお会いできるような気がします。代わりにLim先生(新しい先生です)が子供たちのお世話をしてくださいます。Lim先生も幼稚園教育に熱心な方です。

幼稚園には郵便ポストがあります。「お手紙」として描いた絵や、拾った木の実などを持ってきて、お友達に見せてくれる子がいます。ただ、「○○ちゃんに」と個人的にお手紙を渡すと、もらえない子が出てくるので、宛名は「幼稚園に」「ノームさんに」「先生へ」と一般的な名前になるように励ましています。

「まほうの薬」「まほうの手」なんていう言い方をする子供たちがいると思います。「まほうの薬」はチャイニーズの薬、「まほうの手」は私の手のことです。少し前に気功を始めて、子供たちの擦り傷や打ち身和らげると言うことを習ったので、「気」を入れています。大した気は入らないかもしれないですけど、一対一でそういう機会を持つことは嬉しいようで、最後に「注射」をしたり「お金」をもらったりすると、泣き顔が笑顔になり、痛みも消えるようですよ。

この世で、自分に与えられた宿命、それがどんなに困難なものであっても、それを受け入れ、前を向いて一生懸命生きる人は、内から輝き、回りの人にたくさんのことを教えてくれます。約一年半前に出会ったUncle Porもそんな人です。主人と車で帰宅中、白い杖を持った人が屋台を開けているのを見て、二人とも「目の見えない人がビジネスをしている!」ということにびっくり、急いで車を回して話をしてみてまたまたびっくり。

 家族のいない全盲の彼は、お寺に住んで、あめ売りのビジネスを1969年からしているということです。ビジネスと言っても売れる額はとても限られていて、一日の利益がRM5ぐらいのもの、悪い時はそれさえもないようです。「施設に入ったら、食事も部屋もきちんとあるよ」なんてセントニコラスホームをすすめると、「そんな施設に入ったら、自分は歩けなくなってしまう」と答える彼。そうか、Uncleは自分の足で歩き、自分の力で生活を維持していることに誇りを持ち、それが彼に生きる力を与えているのだと言うことに気がついて、恥ずかしくなりました。

 それだったら、何か彼のビジネスを助けられることが自分たちにできないだろうかと考え、ナニアの先生たちと話し合い、彼の屋台のペンキの塗り替え、新しい容器の購入、屋台の掃除などをみんなでしました。パンの日のレーズンも彼のお店から注文して買っています。子供たちが作るパンのレーズンを見ながら、Uncleの生きる力が子供たちに伝わってくるようです。もし、近くを通られましたら是非声をかけてあげてください。

 ちなみにUncleは先日お誕生日で65歳になりました。事務のチトラ先生が素敵なハッピーバースデイの看板を作ってくれたので、たくさんの人に声をかけられて幸せそうでした。

 屋台の場所はJalan Mt. Erskin(Marina Bayとアイランドプラザを結ぶ道に対して平行に一本山側に入った通り)です。

No.J148 17th Apr 2006

 ナニアは生活学校。同年齢の子供たちだけのクラス分けでは競争心が育ちやすくなりますが、3歳児〜6歳児を一緒に保育すると、子供たちはいろいろな面から学ぶことができます。小さい子供たちからは、お兄さんお姉さんたちに対して尊敬の念が育ち、大きい子供たちからは小さい子供たちへのやさしさ、思いやりの気持ちが育ちます。

 現在新しいクラスになってまだ2週間あまりですが、それぞれが一つずつ大きくなって新しい体験をし始めています。年長児クラスを楽しみに待ち、お手伝いなども頑張っている年長さん。自分たちより小さいお友達や新しく入園したお友達のお世話をよくしてくれている年中さん。お兄さん、お姉さんたちに助けられて少しずつ頑張っている年少さんなどです。

 先日はイースターの日。卵に色を塗ったり、人形劇を見たり、「うさぎさん」が庭に隠した卵を探したり、種蒔きをしたりする中で、新しい命のお祝いをしました。子供たちのまいた種から少しずつ芽が出始めています。新しいことが始まる4月、小さな芽が一生懸命土から顔をのぞかせて大きくなっている様子が、新しく一つ上のクラスになって頑張っている子供たちの姿に重なります。

5月の行事予定
  1日  Labour Dayでお休み
  3日  こどもの日のお祝い
  4日  しゅんくんのお誕生会
  5日  かなちゃんのお誕生会
  11日 母の日のお祝い
  12日 Wesak Dayでお休み
  15日 りあんちゃんのお誕生会
  18日 みあちゃんのお誕生会
  19日 りょうくんのお誕生会
  25日 弁当デイ
  31日 作品袋持ち帰り

新年長さんたちの年長児クラスを紹介します。これは、小学校に上がるための準備として、ひらがな、英語、数の導入をしています。まず、みんなであいさつをし、ビーンバッグを回しながらしりとりゲームをします。その後、その日習うひらがなの詩を体でリズムをとりながら言います。英語の時は簡単な英語での会話、数の時は数の話などをします。そして、みんなで輪になりABCの歌や「あいうえお」と手拍子でリズムを取りながら歌ったり、言ったりします。その後、机に着いて線描や習った字の練習をします。
 自分で書いたものがきれいだなあと思えるように、色鉛筆やブロッククレヨンで作業を進めます。そして、自分で一生懸命書いたものは大切にして欲しいので、毎月末に自分達で表紙、裏表紙、ひも作りをし、本にして持って帰ります。 年長さんだからできる「お勉強」はみんなとても楽しいようです。例年、小さい子供たちの中に、自分も大きくなったらしたいなあと、うらやましそうに見たり横で真似したりする子がいます。

子供たちといると目に見えない世界のものを感じるような体験をすることがあります。
 この日もそんな日でした。それは3月31日、卒園児のナニアでの最後の日、Englishクラスのお誕生会で、外でおやつを食べている時のことです。
 生き物に興味のある彼らは、小さなクモを見つけ、大喜びし興奮しすぎた子が不意にひどくたたいてしまいました。足がちぎれ、体がつぶれ、とても無残なかっこう。私はそのクモをティッシュでつつみ、しばらく痛かったクモさんの話をしました。子供たちも真剣に話し合いに参加してくれました。そんな時、かわいいリスが電線の上を歩いていきました。それからは、ナニアの庭で出会ったたくさんの生き物の思い出話が、卒園児たちを中心に次から次へと出てきました。庭でおやつを食べる時によく見かけたカメレオンくん、ゴキブリをやっつけたヤモリくん、何日もやってきたおさるのモントット、巨大バッタ、巣作りから雛の成長していく様子を見せてくれたサンバードの親子。「ねえ、純子先生覚えてる?この前、ここで食べていたら、サンバードさんたちがたくさんあの木にやってきたね。そしたら○○くんが今日の夜はサンバードさんたちのお祭りだから準備をしているんだって言ったね。みんなお祭りに行きたいって話したよね」「ねえ先生知ってる?この前雨がたくさん降った時、チク城の下にいるカメさん(置物)が泳いでいたよ」「そうだね。○○くん、本当だよね」
 こんな話をする間中、私はクモの入っているティッシュを手に握り締めていました。そして、おやつが終わって、クモのお墓作りをすることにしました。もう何人かの子供たちが、お墓にかざるお花を探しに行っていて、たたいた子はスコップで穴を掘っているところでした。そして準備ができて、ティッシュを開いてクモをその穴に入れようとしたら、体がピクッと動くではありませんか。目の錯覚かなと思ってもう一度見てみると、見る見る間に元気になって、ティッシュの上を歩き始めたのです。子供たちも私もびっくり。葉っぱの上に置くともっと元気になって動き回っていました。
 この日は、外遊びの時、チク城にいるEnglishクラスの子供たちが偶然カメの話をしているので「このカメさんは、ここでいつもみんなを見守っているんだよ。やさしいんだよ」なんて話をしました。しばらくすると今度は大きなカエルくんがそのカメさんの横にいて子供たちを大喜びさせてくれました。
 そして、私たちが夜7時頃帰宅する時、ガーデナーさんが庭仕事をしていて、その横で6才の娘さんが砂場で幸せそうに遊んでいました。遠くからその子を見ながら主人と「あの子は、本当は一人で遊んでいるのではないんだよね。だからあんなに楽しそうなんだよね」なんて話をしました。夜一日を振り返っている時、そう言えば、あの子が遊んでいたところは庭のカメさんからよく見える所なんだと気付きました。
 日本に「7歳までは神の内」という言葉があるように、幼児の魂は神様のいらっしゃる領域に守られて住んでいる、ということです。この日の体験を振り返りながら、ノームさんに話しかけたり、季節のテーブルの前で手を合わせる子供たちのことを思い浮かべながら、自分が忘れがちになる畏敬の念、自然界への感謝の気持ちを深く感じました。

私の主人は有機農業関係のコンサルタントをしていて、海外出張が多く、行った先々でユニークなおもちゃを子供たちに買ってきてくれます。
  タイの布の帽子や虫のおもちゃ
  ケニアの木の動物
  スウェーデンの指人形
  タンザニアの木の家
  ドイツの木のおもちゃ
などです。 先日はミャンマーから粉作りをする、ひきうすのようなものを買ってきてくれて、外遊びの時使っています。「Uncle」のおもちゃを紹介する時は、必ず儀式のように「お話」を作って伝えています。そうすれば、子供たちから買ってきてくれた人への感謝の気持ち、おもちゃを大切にする気持ちが育つからです。紹介する時にしたお話の内容もよく覚えていておもちゃをとても大切にしてくれていますよ。また、彼の部屋に行って「Thank you,Uncle」と言ったり少し英語で会話をしてくる子供たちもいます。

No.J147 20th Apr 2006

ナニア運動会(ファミリーデイ)プログラム

4月23日 ペナン日本人学校体育館
      9時〜12時

  8:50  集合
  9:00  子供たちの発表
       あいさつ、詩、歌、お花のダンス、組み体操
  9:20  子供たちとお父さんたち
  9:30  準備運動としてアブラハム
  9:40  ゲーム@ 目隠し競争
  10:00 ゲームA ゴム飛びゲーム
  10:20 ゲームB じゃんけん電車
  10:35 休憩
  10:50 ゲームC 園児・小学生のかけっこ
  11:05 ゲームD しっぽ取りゲーム
  11:30 Good-bye Song
       メダルプレゼント
  11:40 片付け・解散

みんなで笑いあって楽しい運動会になるといいですね。

No.J146 23rd Mar 2006

 卒園の会も無事終わり、9人の卒園児たちが立派にナニアから巣立ってくれました。

 生き生きと一生懸命たくさんの発表をした卒園児たち、そして、お兄さんお姉さんたちのために長い時間をよく頑張ってくれた在園児たち、また、卒園児のお母様からのナニアへ、そして一人一人の在園児への心のこもった素敵な贈り物、在園児のお母様から卒園児への思い出に残る素晴らしい贈り物と、8人のお父様方も暖かく見守ってくださり、みんなの心が一つになって心に残る卒園の会ができましたこと感謝の気持ちで一杯です。

 立派な締めくくりをしてくれた卒園児たちは、これから新しい学校という場でたくさんの出会い、経験をしながらそれぞれが自分らしく生き生きと頑張っていってくれることでしょう。

 そして、残る在園児たちもこれからそれぞれが一つずつ大きくなります。今年もみんなで助け合い、励まし合って楽しいナニアでの一年になって欲しいと願っています。

 4月14日 イースターのお祝いをします 

 この日は、大地から新芽が出、卵からひなが生まれるという命のよみがえりを祝う日です。卵を隠すのにうさぎがよく使われますが、それは菜食であることや自らを犠牲にして仲間を助けるといううさぎの特質を表していあるようです。(そういうお話がいくつかあります。)この日、人形劇をするテーブルの上に草花やうさぎ、ひよこ、たまごなどでイースターガーデンを作ります。イースターのお話(人形劇)を聞いた後、子供たちはゆで卵をクレヨンで飾りつけ、アルミフォイルで包みます。お母さんうさぎが全部の卵を庭に隠します。そして子供たちがエッグハンティングをします。子供たちは、このお祝いが大好きです。その日、卵を持って帰りますので、お話を聞いてあげてください。(幼稚園ではイースターで使った卵を昼食に使うつもりです。また、この日、種蒔きも計画しています)

4月の行事予定

 11日 マホメットの誕生日でお休み
 14日 イースターのお祝い
 23日 運動会(ファミリーデイ)
 24日 運動会の振替休日
 28日 ジェシカ先生お別れ会

先生たちとのお別れ

 Lim先生はご家庭の事情により、半島の方へ引越しされることになりました。代わりに以前ナニアでお仕事してくださっていたオン先生が4月から帰って来られます。Lim先生のお別れ会は3月31日に行います。 また、ジェシカ先生はまだ若くて、これから大学で勉強されることになりました。お別れ会を4月28日に行います。短い間でしたけど子供たちを一生懸命保育してくださったお二人の先生に感謝し、これからのお幸せをお祈りしたいと思います。

Ping Ping先生のこと

 子供たちが「ピンピン先生」と呼んでいる19歳のお姉さんは、午後台所の仕事を手伝いに来られています。現在トライアル中ですが、少し障害(知的な遅れ)があっても社会で自立できるための助けになったらと言う思いと共に、できそうなことを考えてみました。
 彼女は子供たちが大好きで、子供たちも少しずつ親しくなっています。いろんな人に出会い、喜びを分かち合うということは、子供たちにとっても大きな成長になると信じています。

Life Spirit

 ナニアは今まで約10年間私の主人の個人経営という形でやってきましたが、幼稚園を安定させるためにも、また、地域社会に根ざしたいろいろなプロジェクト(教育的なもの)が発展することを望むためにも、4月からナニアをLife Spiritという会社の中の一つのプロジェクトとして運営することにしました。といっても日々のカリキュラムなどは、全く変わりません。

以前ナニアを卒園した子のお母さんから、こんなお話を聞きました。
その子がお母さんにたくさん文句を言うことが辛くて、守護天使に助けてくれるようにお願いしたら、その夜、本当に天使がその子の夢に現れたそうです。
 ミルク色のきれいなドレスを着た天使さんが、「お母さんにあまり文句を言わないでね。あなたはナニアでとてもおりこうだったから、これをあげるわ」と言ってドレスと同じ色の大きなクリスタルと織物をもらったそうです。そして、一緒にいた赤ちゃんの天使さんからは小箱に詰まったクリスタルの粒をもらったということ。そして、その子の文句が減っていったということです。

 卒園の会の時、卒園児の発表した「I am a star」の詩の最後の行、「天使さんと歩み、星のように輝くために」と言う言葉や、お誕生日のストーリーの最後、天界からのドアが開く時、守護天使が「あなたはもう私のことを見ることができないけど、いつもあなたの側で見守っていますよ」という言葉のように、私たち人間には私たちを見守ってくれている守護天使がいます。毎晩私たちが寝た時、私たちの魂は精神界の天使と出会って、私たちがこの世で果たすべき深遠な目的を呼び起こさせてくれます。朝起きた時、何かインスピレーションをもらって昨晩解決できなかったことでも、「こうしたらいいんだ」というひらめきがあったという経験はありませんか?こういう、目に見えない、記憶にない精神界での働きによるものなのです。

 私は、夜寝る時、よく子供たちのこと(特に問題がある場合)を考えます。すると、寝ている間に私の天使がその子の天使に働きかけ、その子の天使がその子に働きかけて、次の日、私とその子はとても近くなることがあります。 このお母さんも、真摯な気持ちで助けを求めて祈られたので、こんなにきれいな形で現れたのでしょうね。

 人生、いろいろ苦しいことも、困難なことも経験しないといけないけど、その全てに意味があり、見守られているので、必ず乗り越えられると信じる力がわいてくるように思います。

No.J145 23rd Feb 2006


 中国正月のお祝いが終わり、もう2月もあとわずかになりました。2週間後に控えた卒園の会に向けて卒園児も在園児も一生懸命準備練習をしています。

 特に卒園する子供たちは、楽器作り、お面作り、劇の練習、詩や言葉、歌の練習といろいろなことをこなさなければなりません。でもどの子も意欲的に「自分たちで作り上げる会」と言った感じで頑張っています。いろいろなことをみんなでしながら「ナニアとお別れするのさみしいね」なんていう会話が聞こえてくると、とても胸が熱くなります。

 今年は9人の子供たちが卒園します。それぞれの子供たちと今までのことを思い出しながら、胸が一杯になってきます。毎日元気一杯頑張っている年長児たち、当日は自分たちが作り上げたものを、小さい子供たちやお母様方、お父様方の前で発表して、それが一つの締めくくりになり、彼らの力になってナニアを巣立っていって欲しいと願っています。日本に帰国するお友達との別れ、学校と言う新しい所へ行くという喜びと同時に不安などもたくさんあると思います。励ましてあげてください。

 年中さんたちは、年長さんたちがするのを見て「次は自分達の番」と静かに待っているようです。よく年長さんたちがするのを見たり聞いたりしています。小さい子供たちは、当日お兄さん、お姉さんたちの発表を見ていることがほとんどで、ずっと席に着いていることがむずかしくなる子がいるかもしれません。どうしても途中で参加がむずかしくなった子は、保育者と違う部屋で過ごすことも考えています。登園する時、今日はお兄さんお姉さんを送り出してあげる大切な会であることを話して励ましてあげてください。

 尚、卒園の会後も卒園児たちは31日まで登園してきます。もし、登園最終日がこの日と異なる場合はお知らせください。

■■ 卒園の会プログラム ■■

  2006年3月10日

  ・全員のあいさつ
  ・在園児からの言葉
  ・卒園児からの言葉
  ・卒園児の発表  
    「劇   うさぎの姉妹とくまの兄弟の話」
    「合奏 自分たちで作った たいこ、マラカス、鈴でカエルの歌を合奏」
    「年長児クラスから あいうえおの詩、 I am a star.
                 リズムであいうえお、ABCの歌
    「ナニアの歌」
    「両親、保育者への感謝の言葉」
  ・それぞれの卒園児のお話
    キャンドルをつけながら、ひとりひとりの子供たちのお話しをします。
  ・プレゼント
    卒園児へ 卒園証書、在園児から絵の本
           卒園製作の織物、ノーム、ノームのバッグ、カード
    卒園児、在園児のお母様方からのプレゼント紹介
  ・全員のあいさつ

 卒園児のお母様方から、園へのプレゼントを作っていただいていると言うことをお聞きしました。ありがとうございます。在園児が大喜びする顔が目に見えるようです。ナニアでずっと大切に致します。また、在園児のお母様方も卒園児のお母様方へ一生懸命プレゼントを作られています。たくさんの方たちの心、喜びの気持ちが入ったプレゼントは作られた方たちにとっても、それをいただく側にとっても、同じ時期にペナンで過ごした思い出とともに、ずっと大切な宝物となることでしょう。皆様方のお気持ちに心から感謝いたします。

○○ 以前行った、お誕生会でこんなことがありました。お誕生日の子供がノームさんからのプレゼントをお友達に見せて回っている間、時々ノームさんの話をします。「ノームさんはね、○○君が4歳になるから、山や川や海に行って木の実や貝がら、石ころを4個集めてきたんだよ・・・」と話すと、ある年長さんが「違うよ。ノームさんには手がないじゃない。純子先生が集めたんだよ」と言いました。その時、私はきちんと納得のいく返事ができなくて、反省し、次の日お誕生会があるから また聞かれたときのためにいろいろ考えてみました。すると同じ年長さんが自分から「ねえ、純子先生、ノームさんには本当に手はないの」と聞きました。その問いを聞いて「そうかこの子はノームさんは単なる人形ではなくて本当に存在するものとして信じていたいのだなあ」と思いました。そして「ノームさんにはね、目に見える手はないけど目に見えない手があって、みんなをいつも助けてくれているよ」と言うと、とても安心したように「フーン」と言いました。ノームさんは自然界に住む精霊(土の精)クリスタルや土、石ころなど土地と深い関係があります。北欧ではこんな実話もあります。あるおばあさんが暗い山道をあるいていたら、急にたくさんのノームさんがそのおばあさんの前に現れて「ストップ!」と言うポーズをしたそうです。それで、おばあさんは、その時、前に進むのをやめて家に帰り、次の日明るい時歩いて行ったら、少し先は急ながけになっていたと言うことです。その時もノームさんたちに会って、助けてもらったお礼を言い、とてもかわいいので、姿かたちを真似して、人形を作ってもいいかとたずね、許可をもらって人形を作ったそうです。私のイギリス人の知り合いのおばあさんも、「ノームさんに会ったことがある。助けてもらっている」と言われました。ナニアにもたくさんノームさんがいて、子供たちを見守ってくれているような気がします。

▲▲ 3月の行事予定

 3日 ひなまつり
 8日 作品袋、年長児作品の持ち帰り
 10日 卒園の会
 13日〜17日 春休み
 27日 じゅんたくん4才のお誕生会
 28日 ひなこちゃん4才のお誕生会

No.J144 13th Jan. 2006

 明けましておめでとうございます。
 昨年来一週間、ナニアのスタッフは家中大掃除をし、子供たちの笑顔に会える3日を楽しみに待っていました。そして、3日は「チク城」(チクの木の回りに作った家)の開城式を行いました。これは、もう1つの木の家を作ってくれた私の義理の兄が作ったものですが、彼はチク城の開城式には出席できず、代わりにチク城の設計をした「ナニアのおじさん」別名「じゅんこせんせいのお父さん」がテープカットをしてくれました。
 式では、たくさんの人の手によってチク城ができたことに感謝し、みんなでチク城を大切に使うための「お約束」をしました。
 ・最後に2・3人の」掃除担当の子供が掃除をする。
 ・押さない ・小さい子に注意する
 ・「Good-bye Chiku-jyo see you tomorrow」と言って
  入り口にロープをかけたら、もう上がらない。でも下の階では遊んでよい。
などです。

 みんな大喜びでチク城に上がり、チクの木に登ったり、ぶら下がったり、高いところから外を見下ろしたりと、元気に遊んでいます。みんなで決めたルールもよく守ってくれていますよ。

 うさぎ小屋もあたらしくなり、又、庭のテントも新しいものを取り付けて新年を迎えたナニアです。目の前の子供たちの輝く笑顔が世界中のたくさんの子供たちの幸せな笑顔につながり、素晴らしい一年になってほしいと祈る気持ちでいっぱいです。今年もどうぞよろしくお願いします。

<2月の行事予定>
1月30日〜2月3日 チャイニーズニューイヤー休み
2月9日         節分、豆まきの行事
              豆まきをした後、それぞれが作ったお面、
              大豆を入れる箱を持って帰ります。

※新しい先生はLim先生です。1才になるお子さんを持たれる28歳の若いお母さんです。

■■ チャイニーズニューイヤーの会ご案内 ■■
 中国系マレーシア人の人達にとって、中国正月はもっとも大切な行事です。大晦日の夜は Reunion Dinnerといって家族みんなで食事をします。夜もふけ、真夜中になると天から降りてくる神々を迎える準備をします。家の門を開け、すさまじい音の爆竹が打ち鳴らされます。そして、お正月は親戚回りをし、赤い袋に入ったお年玉(アンパオ)を子供たち、独身者にあげ、みんなで今年一年の幸せを願います。
 ナニアの子供達もこの会が大好きで、歌や踊り、太鼓の練習と一生懸命がんばっています。みんなで楽しくチャイニーズニューイヤーの会をお祝いして、今年一年の幸せを一緒に願いたいと思います。

<プログラム>2006年1月29日
 ・自由遊び、おやつの準備
 ・片付け、トイレ
 ・子供たちの発表(あいさつ、詩、歌、踊り、たいこ)
 ・おやつ、おやつの片付け
 ・スタッフによる歌、ライオンダンス、人形劇
 ・さようならの歌
 ・アンパオをもらって降園

○○ ミカ先生とのお別れ ○○
 一年半、日本人クラスのアシスタントの先生としてお仕事してくださったミカ先生は、シュタイナー教育にとても興味、関心があり、もっと深く勉強したいと言うことで、2月からオーストラリアのメルボルンで2年間シュタイナー教員養成コースに参加されることになりました。
 彼女からの手紙のように、ナニアに来られた初日から、子供たちが生き生きと何でも自分からやっている姿に感動され、ご自身が受けられた教育と全く違うものに出会って、この教育をもっと深く学びたいと言う新鮮な気持ちがこの一年半、どんどん広がっていったようです。
 アシスタントの先生になる人をインタビューする時に、必ず聞くことや言う事は「あなたの夢はなんですか。若い方がアシスタントとしてのポジションをずっと続けることは意味がありません。いつかクラス担任として成長する可能性を持った方を探しています」と言うことです。ナニアでは、保育の後、インハウストレーニングといって、先生たちと勉強会などを行い、新しい先生たちがこの教育をより深く理解できるようにしています。そういう意味で、ミカ先生がこの教育に一生懸命向かわれていることは、とてもうれしく、彼女が有意義な2年間を過ごされるようサポートしているところです。
 それと同時に、今まで一緒に心を込めて子供たちとお世話してくださったミカ先生とお別れすることは、自分自身も子供たちにとっても とても寂しいことです。でも、ミカ先生との大切な思い出は子供たちの心にいつまでも残り、これからの力になってくれると信じています。
 ミカ先生のお別れ会は1月25日です。

▽▽ 年が明け、年長さんたちは待っていましたと言うように卒園の会の話をするようになりました。昨年聞いたナニアの歌を歌ったり、卒園の会の日は、自分の作った折り紙を飾るんだと言ってみたり、みんなと同じ学校に行けないから悲しい・・・などです。中でも一番大きなトピックは音楽隊の楽器を決めることでした。3種類ある楽器のひとつに5人集中し、もう1つの楽器はたった一人(A君)「どうしよう」と彼らに話し合いを投げかけると、しばらく考えてある子が「そうだ、僕と○○くんがマラカスに移ったらちょうどみんな3人、3人、3人となっていいんじゃないかな」「○○くんはしばらく考えて「そうだね、僕もA君といっしょにやりたいからそれがいい」と一週間かけてようやく決まりました。あの手この手を尽くしてもずっと決まらなかったことなので 私も大安心しました。
 3歳児には難しいですが、話し合いによってみんなで決めるやり方は本当に効果的です。自分たちで決めたことなので、後で全く文句が出ません。子供って立派だと思いませんか。

▲▲ 何人かのお母様方から、「片づけがなかなかできません」と言うことを聞きましたので、子供たちと話し合いをしてみました。ナニアでも遊んだら片付けることになっていますが、お片づけの歌が聞こえると自ら片付け始める子、励まされて片付ける子、なかなか片付けられない子といろいろです。話し合いの中で、「みんな遊んだらおうちに帰るでしょう」→「うん、おうちはいいところだよ」→「おもちゃだっておうちに帰りたいよ」→「おもちゃのおうちに帰してあげるよ」
「幼稚園だけでなくて、おうちでも、お友達の家でも同じこと、もしおもちゃをおうちに帰してあげるのができないのだったら、遊べないよね」→「ごみだらけになったら今度遊べないよ」「そうだそうだ」「みんなで帰してあげるよ」

 実践する時、話し合ったことを思い出すようにすると、自分たちで決めたことなので(たとえ上記のようにかなり私が一方的に言っていることでも、話し合いのように丸く座って話し、子供たちはそれに参加し、自らが発言しているので全く違ってきます)よく聞いてくれますよ。 ご家庭でもこの話し合いのことを例にあげてやって見てください。一番効果的なのは、子供たちが遊び始める前に話をして思い出させてあげることです。片づけが習慣になるといいですね。